右側の鉋には前の持ち主「大田」の焼印が見えます
酒樽をつくる工程の一つに「つっこぼり」という作業があります。
樽の内側に出来た板の段をなくすために丸鉋(まるかんな)できれいに削ります。
側に出ている二本の竹釘を両手で握り、「クレ」の内部を鉋がけします。
この作業によって、酒樽の内側の内周と底の外周を一致させる事が出来ます。
非常に重要な工程と言えましょう。
「つっこぼり」「つっこぶり」「つっこぐり」等、職人の育った地域によって、さまざまな呼称がありますが、
多くの道具同様、作業と道具の名前が同じです。
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