今日もまた酒樽屋は酒樽(さかだる)をつくり、荷造りします。
酒樽屋の十二月とは毎年こんな日が続きます。
勿論この他にも近所の蔵元に酒樽(さかだる)を配達している訳です。
ここは灘五郷。
加藤順漬物店案内 曰く、『昔のお漬物は、塩蔵して永く保存し、
月日の経つにつれて自然に塩分の濃度により、
醗酵して味がつきました。その味を大切にしながら、
うす味で種々の野菜に味を加えるようになったのが現在の京漬物です。
「関西に行ったら、京都でのおみやげとお食事はお漬物で」と
ご指名される方が大変多くなって参りました。食べておいしい、見て美しい京のお漬物の中で
最もしたしまれていますのが、千枚漬けをはじめ、菜の花漬け、志ば漬、すぐき、日の菜漬等です。
特に製法は、弊店独特のなつかしい京の味を心ゆくまで楽しんでいただけます様吟味しております。
季節ごとに風味と風格を示す、京のお漬物をどうぞ心ゆくまでご賞味下さい。』