ジャズ界で「タル」と言えば、今は、
タル・ウィルケンフェルドですけれど、
実力ではギブソンを自在に操る不世出のギタリスト、タル・ファーロウ(Tal Farlow)なのです。(1921年ー98年)
ファーストアルバムのタイトルは、ずばり
「タル」。
「蛸」とあだ名された彼の大きな手から流れる力強いフレージングと
比類ないスウィング感で聴く者を惹きつけるタルのギターは、
32才で急逝した悲劇の天才エディ・コスタのピアノと相まって、
��956年に既に完成され尽くしています。
ジャズギターといえば、
ウェス・モンゴメリィやケニー・バレルを想起しますが、
タルのスピード感の前には色褪せてしまいます。
ケニー・バレルのバレルは「樽(タル)」のBarrelではなく、
残念ながら、Burrellでした。
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