2009年5月22日

酒樽(タル)屋が、つくる最小の蓋(フタ)

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酒樽(タル)の蓋(フタ)に使う、木栓(天星)ではありません。
お客様の依頼で直径3寸の蓋(フタ)を作って欲しいという依頼でした。
「たるや竹十」が使っている機械類では、本来は不可能なのですが、敢えて挑戦しました。
やはり、専用道具を使わなかったので、やや歪(イビツ)です。
ちなみに下に写っているものは四斗酒樽(タル)の底です。

これは何であるかと言うと焼酎を醗酵させるのに、
これまた特注で作らせた焼締めの壷の口に載せる蓋(フタ)なのです。
この特注壷には下に焼酎を出す穴を開けたのですが、そこへ入れる蛇口型のものが存在せず、
考えた末、酒樽(タル)の呑み口を利用されたのです。

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