「メイプルソープとコレクター」という邦題ですが、原題は
[BLACK WHITE+ GRAY]これでは何の事か判らないので、こんな風に訳したのでしょう。
アメリカでの副題も「メイプルソープとワグスタッフの肖像」。
樽(タル)屋の女房が行くと言うので、期待せずに一緒に行ったら、思いのほか秀作でした。
「完璧の瞬間」Perfect momentを追求した
メイプルソープ(1946-1989)の写真が目当てで、観に行くと意外な内容に驚きます。
彼が死んでから20年も経つのですね。
主人公は彼のパトロンであり、恋人であった、SAM WAGSTAFFなのです。
それを、ふたりの間にいたひげ面の
PATTI SMITHたちが語るというドキュメンタリーです。
二人は同じ11月4日生まれ。当時のN,Y,で活躍していたウォホール等と共に多くのアーティスト同様、共にHIVにより死去。
現在だったら、もう少し治療方法が進歩しているので、死に至るまでにはならなかったでしょう。
Mappelethorpeの写真がモノクローム中心である事や、Wagstaffが1964年に企画した[Black,White and Gray]という展覧会の名称も関係あるでしょうが、BLACKやGRAYには「お金」という意味が隠されているに違いありません。
元になった資料は
_パトリシア・モリズローの著作、監督はジェイムス・クランプ
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