現在の「樽丸(たるまる)」の形です。
数日前に紹介した竹の箍(たが)で丸く巻いた本来の「樽丸」とは全く形態が変わりました。
「まる」という呼び名だけが木製樽の世界では残っています。
一束をふたつに分割し、かつ四角に機械で結束するようになりました。
「丸屋」(木製樽の材料を作っている業者)も作業が簡易になったと言っております。
写真のように保管し易く,運搬も楽なのですけれど、すっかり味わいがなくなりました。
左端が一尺一寸甲付側の内黒丸、真ん中が赤味丸、右端は一尺五寸赤味丸。
すべて,木製樽用です。
全然,丸くありませんね。
どんな形にせよ、とにかく「樽丸」がなければ木製樽を作る事は出来ません。
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