2008年8月3日

真夏の四斗酒樽

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もっぱら、皆さん 夏に清酒を召し上がりません。
当然、酒樽の需要も減ってまいります。
ところが、四斗の酒樽だけは、その迫力からか特別扱いで、真夏でも大量の注文を頂きます。
有り難い事なのですが、じっとしていても汗ばむ季節に四斗の酒樽を作る事は重労働です。

もともと酒樽工房というものは出来上がった酒樽が乾燥しないように北向きに建てられていて、本来 夏は涼しいものなのですが、四斗酒樽をつくるとなると、そんな事は殆ど関係ありません。
酒樽を痛めるので空調を設置する訳にも行かないのです。
人間が酒樽の犠牲にならざるを得ません。

大量の水を補給しながらの酒樽作りとなるのですが、ある限度を超えますと暑さに麻痺するのか快感になってまいります。

とか言いながら、真夏の四斗酒樽つくりは苦行であります。




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