酒樽屋のそばを流れる大石川のほとりに一本だけ残った大きな柳の木。
今日は七夕。多くの笹に短冊が吊られました。
柳といえば川辺です。
つい最近まで、この大石川にも柳の木が並んでいたのです。
川柳も川に柳と書き、かつて柳多留とも言いました。
全然関係ないと思われるでしょうが、酒樽と柳には密接な関わりがあります。
柳の木は水を含むと膨張して水漏れが防げるので、昔は柳の木を使った樽が使われ、柳樽と呼ばれていました。
その後、酒樽作りの技術が発達して素材に吉野杉が使われるようになると、柳の名が取れ,単に樽と呼ぶようになりました。
美味しい酒には良い水が不可欠。酒蔵は美しい川のほとりに建っているものです。
酒樽屋も、そのそばで商いをして来た訳です。
この大石川も、つい最近まで柳の木が並ぶ情緒あふれる地域でした。
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