気が付いたら,十一月も終わりに近づいております。
小雪(しょうせつ)です。十二月七日の
大雪(だいせつ)を経て暦の上では冬がはじまります
和樽屋(たるや)にとって、一年で一番忙しい時期です。
今年は例年に比べると未だ極寒までは未だ遠く、少し力仕事を続けると汗ばむ位です。
すなわち、漬物樽、味噌樽の時期に急ぎの樽太鼓の修理が加わり、そこへ本業の酒樽の注文が年末まで殺到、てんやわんやでおおわらわの年末がはじまるのです。
最近、変った用途に和樽(たる)が利用されて驚くことが多くなりました。
今回の写真の二丁は和菓子屋さんが餡だったか粉かを混ぜるための鉢の更に台に使うとのこと。
��だったと思う。曖昧で失礼)、ほかにもガラスを磨くための和樽(たる)等々。これは樽(たる)の中に研磨剤とガラス玉を一緒に入れ、回転させて丸く加工するらしいのだけれど、同種の方法は神戸に沢山ある真珠加工業者の間では常識のようで。この古典的な手法を踏襲されている真珠屋さんは未だあります。海鮮類や野菜等でも木製の和樽(たる)を使う方が鮮度が圧倒的に落ちない由。うなぎ屋さんやあなご屋さんからの注文も絶えません。
あるいは地元の桶屋さんが高齢のため廃業してしまい、それまで使っていた
鮒寿司用の桶が手に入らなくなって
たるや竹十にたどりついた方。年齢に関係なくネット環境にない方で雑誌新聞やテレビに取り上げてもらったら、メモされていたのか暫くしてから問い合わせて来られます。
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