神戸や大阪の人たちが京都で蕎麦屋や饂飩屋に入り「たぬき」を注文するとビックリします。
出てくるのは、なんと「あんかけうどん」又は「あんかけそば」なのです。
神戸,大阪では「たぬき」と言えば、甘辛く味付けした油揚げがのっている「そば」を指します。
油揚げがのっている饂飩が「きつね」、麺が蕎麦にかわったら「たぬき」です。
これが阪神間の日常です。「けつね」或いは「しのだ」と注文しても通じます。
京都において「たぬき」という食べ物は「あんかけ」なのです。金沢方面も同じ由。
京都で「たぬき」と注文すれば、生姜がたっぷりのっているか添えられているか、
素うどん(そばの場合もあり)のあんかけが出て来るだけです。油揚げのきざみがのっている場合もあり。
あくまで油揚げは「きざみ」なのです。
逆に京都の人が神戸や大阪に来て「たぬき」を注文したら、
油揚げの「きつねそば」が出て来てがっかり?????されるでことでしょう。
さらに関東では「天かす」をのせた麺を「たぬき」と呼ぶそうで。
ことほどさように三都の中でも食文化の違いが、はっきりしております。
あんかけの場合は京の寒い夜を腹の中から暖める為かなと思いきや、真夏にもあるんですね。
それがどーしたという、
狐と
狸の話題であります.。
やぐ羅〒605-0075
京都市東山区四条通大和大路西入る(南座向い)
営業時間 11:30~21:00
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