毎日のように電話やFAX,メールによる樽の注文を頂き、漬物樽、樽太鼓、酒樽.......
それぞれが違う形の樽ですから、作るのも大変ですけれど、梱包にも結構手間取ります。
通販をしている以上は避けられない工程です。
樽は形が丸いので、力強く紐を巻く事は案外むつかしいのだそうです。
樽屋竹十では「菰(コモ)」も巻きますから、その手法を応用すれば梱包は簡単です。
送った樽を褒めて下さったついでに、その樽の梱包まで褒めて下さった方がおられた事があり、
ちょっと恥ずかしい思いをした事があります。
樽屋竹十では海外発送の際は段ボールを用いますが、普段は写真のようにエアーキャップを使います。
面倒な時は専用の段ボール函に詰めてテープを貼って完成という方法も取りますけれど、
さすがに、高さ一尺八寸(約56センチ)の四斗樽(72リットル)は段ボール函に入れると、嵩張るので出来る限り裸で送ります。
稀に気が向いた日には余った菰を使うこともあります。
菰(コモ)は、あくまで輸送用のプロテクターであることを再認識します。
但し、縄だけは作業中に埃は立つし、手は荒れるし、下手に扱うと切れますので苦手です。
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