2013年10月20日

伊豆大島の酒樽(さかだる)

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台風26号の影響で大変な被害を受けている伊豆大島ですが、未だ埋まったままの人もたくさんいるというのに季節はずれの台風27号がやって来て救援活動も一時中止なのが大変無念です。

伊豆大島では酒樽を使って海水による塩業が盛んで、運んでいる樽(たる)は塩用だったかも知れません。たるや竹十が贔屓にしている天然塩製造の熊本や天草の塩業の方々も元は伊豆大島を手本にしたと言います。
龍ノ口遺跡を紹介したのが坪井正五郎であることは余り知られていないようです。

右側の女性が頭に載せている物は何か不明です。当時から女性の労働力に負うところが大きかった画像です。東南アジアの各国では今でも男より女性がよく働くのが特徴です。
さるにても日本に限らず最近は異常気象が非常に多く、地球も段々おかしくなって来ました。

写真は衣装や風俗から見ても戦前のものと思われます。
左の女性が担いでいるのは四斗(72リットル)樽ですけれど、軽々と持っているところから空樽(からだる)でしょう。四斗樽の中へ実際に酒を容れますと80キロ位になるので相当な力持ちでも持ち上げられません。昔はフォークリフト等がなかったので、とんでもない力持ちの人が酒樽の運搬に従事しておりました。樽運びに専従している職業もあって、その専門的な職業名は失念しましたが、鬼留だとか力石とか相応しい姓でした。神戸では後に大きな運送会社に発展した事業所も何カ所かあります。

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