酒樽の蓋を外した図です。
鏡開きの時は、失敗を避ける為に、あらかじめ蓋を外しておく場合が多いのですが、
この酒樽の場合も相当苦労して、蓋をこじ開けた様子が酒樽本体の傷から推察されます。
「鏡開き」が容易に出来る酒樽という注文が年に何回かあります。
「鏡開き」し易いという事は即ち輸送中に清酒が漏れ易いという事なので、それは無理な注文なのです。
最初から蓋のない酒樽を作って、宴会の現場で一升瓶から酒樽に清酒を注ぎ、上に蓋を置けば安易なのですが、それでは酒樽の中で清酒が吉野杉の木香に包まれる魔法の数日間を得られません。
「金べら」と木槌があれば、酒樽の蓋は容易に開くのです。
詳細は次回に...................
0 件のコメント:
コメントを投稿