写真は漬物樽ですが、味噌樽として使う事も出来ます。
味噌樽は本来、容量に対して空気に触れる部分を最小にするために、もっと細長い形状をしている物です。
あくまで代替品として使うので、本物には負けます。ただ、プラスチックや琺瑯、陶器の味噌樽に比べるとずっと美味しい物が出来るでしょう。
漬物樽は蓋(ふた)がないので、作るのが簡単に思われるでしょうが、蓋がないという事は一番上の箍(たが)を支える事が出来ないので、その力加減に苦慮します。
酒樽は蓋から酒が漏れないように作らねばなりませんが、箍(たが)を強く締め過ぎても蓋(ふた)が支えてくれるので木樽が壊れる事はありません。
また、長い期間の貯蔵に耐えるため酒樽よりも強度の高い材料を使用しなければならないのです。
味噌樽以外にも醤油を醸造したり、貯水槽として使ったり、一番利用範囲の多い木樽です。
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