結婚式の際、酒樽を使った鏡開きをしたいという御要望があったので、早速ひとつ拵えました。
「樽屋竹十」の木樽(たる)は全て、オーダーメードなのです。
今回は木樽(たる)の中に清酒ではなく、梅酒を入れるという話でした。
酒樽(さかだる)と言っても中に何を入れるかは、お客さまの自由なのです。
少し前には、空の酒樽(さかだる)に水を満たし、
鏡開きの飛沫(しぶき)だけを楽しみたいという方までおられました。
酒屋さんにとっては困ったものです。
某酒造メーカーに依頼したら丁重に断られたそうです。
酒造メーカーや町の酒屋さんは酒を売っている訳ですから、当然でしょう。
今回もまた、菰(こも)を巻かずに
酒樽(さかだる)に直接、和紙を貼って墨書きする方法を選ばれました。
神戸市の北野町での挙式でしたので、自分で持って行っても良い位の距離でしたが、
運賃も安く、安全なので宅急便業者に依頼しました。
いつも、お世話になっているドライバーのお兄さんが、
「会社の帰りに個人的に持って行こうかな」と冗談を言った位に近所なのです。
またまた、鏡開きし易い様に、あらかじめ蓋(ふた)を外しておきました。
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