通常は全国各地の蔵元へ「甲付(こうつき)の酒樽」は送っていますが、今回、一般のお客様から、クリスマス用!!!に最上の酒樽を、という有難く珍しい御注文がありました。親方は、はりきって特上の吉野杉と真竹を選りすぐって、これ以上良い物は出来ないという酒樽をつくりました。(採算は度外視です)
こういう時は、手放すのが惜しくなります。手元に置いておきたくなる程の物を作りながら、次々と酒樽を工房から出して行くようにならないと一人前の職人とは言えません。
実は、この酒樽も、よく見ると作り直したくなる所が随所にあります。
完璧な酒樽をつくるには、未だ百年はかかりそうです。
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