2016年9月17日

300個の酒樽

某社へ納入の酒樽が、今月は百丁を越える。左側は自社製作の物。

2016年9月1日

酒樽屋がNHK BSプレミアムに

先日の猛暑の夜、扇風機を止められての三時間。終わってから3~4リットルの水を補給。Tシャツが雑巾状態。翌日ダウンしている所へ他のテレヴィ局からの依頼が。内容も聞かず即座に断る。
NHK BSプレミアム3
9月11日   19:30~19:59
再放送
9月3日    07:45~08:14
9月7日   06:30~06:59
阪神電車沿線紹介の番組なので、私の部分は数分です。

2016年7月22日

木樽を本薦で巻く

少し前までは菰と言えば本物の菰と縄でしたが、最近は殆どがビニール菰に変わりました。
今回は京都の撮影所からの依頼で映画かテレビの小道具に使用のため、久しぶりに本菰で巻きました。この暑さですから三つが限界です。要水分補給

2016年7月7日

筒太鼓の修理

高さ66センチ、馬革を張った鼓状の太鼓の修理依頼。こんなもの修理出来るのかなぁ
宮太鼓と書いてあって、福島県の川田太鼓店の製作。

2016年7月4日

竹屋とカロッツエリアの間に木工屋

酒樽作りに使う竹を作ってくれている松下竹店とランチアのレストアでは日本一と言われているフルビアートとの間に娯吹屋家具店が登場。店主は本村祐介君。既に隣のフルビアートさんからフルビアのダッシュボードの製作。

www.5298078.jp


2016年7月3日

酒樽屋と焼肉屋

ひっそり近所にある、焼肉屋。

 美味しくて食べてしまったので画像無しですが、炙りユッケが絶品です。ロースもカルビも塩タンも比類なき美味。中落ちカルビは売り切れ

2016年5月4日

酒樽屋のお八つ 其の肆十壱



酒樽の仕上げに使う道具


酒樽の仕上げには「ささら」を使用します。昔は竹の端材を加工して各樽屋が作っていたのですが、最近は中華鍋用の道具が廉価で入手出来るので転用しています。竹で竹を磨く訳です。下の物はたるや竹十より創業が一年古い京都の内藤商店さんで扱っている専用道具で、更に細かく仕上げる際に使います。(名称失念)

2015年8月30日

夏期休暇のお知ら

<a href="http://www.taruya.com/blog/st.pe%20-%20%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%202.jpg"><img alt="st.pe%20-%20%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%202.jpg" src="http://www.taruya.com/blog/st.pe%20-%20%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%202-thumb.jpg" width="500" height="297" /></a>

いつも「たるや竹十」を御贔屓にして頂きありがとうございます。
まことに勝手ながら8月30日(日曜日)まで夏期休暇とさせていただきます。
御注文などがありましたら、FAX(078-861-8899)やメールを下されば、
9月1日より対応いたします。


2015年3月6日

酒樽(さかだる)の底とフタを竹釘で継ぐ

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啓蟄であります。春であります。柳も新芽を吹き、花々が咲き始めました。

樽(たる)にとっては虫が出て来てもらっては困るのです。
樽(たる)の蓋(ふた)の白い部分(白太)や、タガの竹を虫が食べ始めるので。

ところで、昨日の底蓋の規廻し(ブンマワシ)の前に「モリツケ」という作業があります。
��〜6枚の板を竹釘で継いでいく訳です。決して木工用ボンドは使いません。
木工用ボンドに毒性は無いと言われているものの、アレルギー体質の方もおられますし、
水や酒に触れると白濁する点が審美的ではないと思うのです。





2015年3月5日

樽太鼓の規廻し(ぶんまわし)

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規廻し(ぶんまわし)です。規とは要するにコンパスです。
製図などに使用する物の大型版です。
樽太鼓(たるたいこ)、漬物樽、味噌樽は勿論、酒樽などに塡める
ソコとフタを丸く加工する際に見当を付けておく簡単な道具です。
昔のまま、木製の規廻しを使うと微妙な誤差が出ますので、
今では主に写真の上に乗っている金属製の物も使います。

誤差が出ますと銑(せん)という刃物を使い修正すると同時に
断面を滑らかに仕上げます。銑廻しと言います。

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こちらは「引き回し」の作業です。大きな帯鋸(のこ)で印を付けた通りに丸くして行きます。
印の線の中心を切るか,外側を切るか、内側を切るかで直径は当然変ってしまいます。
そして、大切な点は真円ではなく、ほんの少し楕円に廻し切る事です。
写真で見ると右端と左上の部分を木頭(きがしら)と言うのですが、
この部分を他より少し大きく取って楕円にします。
タガを締める事により木目が縮まり、酒樽(たる)になった時に真円になる訳です。
逆に真円のソコやフタで樽(たる)を作ると逆の楕円型に仕上がってしまいます。
良い樽(たる)とは言えません。



2015年3月4日

京都店 三月の開催日

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��月は6日(金曜日)と7日(土曜日)に京都店を開きます。
午後1時から夕方6時まで。
時節柄、味噌樽を中心に販売する予定です。

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京都市左京区田中里の前町49の2
洋菓子店 リモールの隣です。

連絡は090−5012−3755まで


2015年3月3日

酒樽屋の雛祭り

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今年は三月になっても酒樽が忙しく、たるや竹十の雛人形を飾る事が出来なかったので、
市内某所の蔵元に展示されている雛人形の写真を拝借しました。
雛祭りと樽太鼓や漬物樽、味噌樽とは余り関係がありません。
酒粕から作る事が多い甘酒と少し関係がある程度です。


2015年3月2日

五十年後のホワイトハウス或いはカザルスの息づかい

��961年11月、当時のアメリカ大統領J.F.ケネディ夫妻はホワイトハウスに
��5歳のパブロ・カザルスを招きました。
ピアノはミエチスラフ・ホルショフスキー、ヴァイオリンはアレクサンダー・シュナイダーという大御所揃い。
数曲の演奏のあと最後にカザルスは故郷カタルーニャの平和を願って古民謡「鳥の歌」を演奏し喝采を浴びました。
カタルーニャの鳥はPEACE、PEACE、PEACEと啼くと言われています。
永らく入手困難だった、この名盤CDも今は容易に購入可能です。

この演奏会の2年後、1963年にケネディは暗殺されました。



約50年後の2012年2月、アメリカ国旗を象徴した「RED WHITE &BLUES」なるコンサートを現大統領バラク オバマが、同じホワイトハウスで催しています。
ミックジャガー、ジェフベック、バディガイ、BBキングらを招き、
コンサートの最後に「Sweet Home Chicago」を演奏、
バディガイの誘いにミックからマイクを受取り自身も歌を披露。

隔世の感があります。同じEAST ROOMという部屋とは思えません。



2015年3月1日

酒樽作り 解説再録 其の弐

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写真は菊正宗酒造、嘉宝蔵の会場にて

��側拵え
こうして出来上がった杉材は竹のタガの中に丸く梱包していたので「樽丸」と呼びます。一丸で33尺、並べると約10mで、一丸で5^6個の樽が出来ます。
先ず、銑と言う刃物を使って、木の厚みを外側と内側から揃えます。
その後、この正直台という銑をはめ込んだ危険な台感で側面を削ります。「正直押し」といいます。判りにくいのですが,真ん中を僅かに膨らませます。
正直に押さないと洩れるので、「正直」と言います。
これは洋樽をバラした物ですが、こんな風になっています。
こうすることによって、洩れが出にくい上に少ない材料で樽を作る事が出来る訳です。この下準備が非常に大事なのです。
今日,こうして菊正宗の前掛けをしていますが、これは宣伝をしている訳ではなく、削る時に使う「腹当て」と言う道具を挟むための必需品なのです。

��樽を立てる
底用と蓋用のふたつの仮輪をしっかり持って、拵えた「榑(くれ)」を15〜16枚並べます。途中5〜6枚の『輻(や)』を均一にいれます。
左手でしっかり仮輪を持って前に倒しながら,組むので作業台(見世板と言う)は少し前に傾いています。榑の内径と底や蓋の外形が一致するように組み合わせます。パズルが終わったら逆さまに向けます。
底に鉄仮輪をいれて固定します。全体を上下して歪みをなくします.小槌で榑の段差を揃えます。
口輪と言う蓋を支えるタガを入れます。大槌と締め木でタガを下まで叩きます。
「真ちゅう」と言う底のゲージを填めて、替わりに鉄仮輪を抜きます。
これで樽の形が整いました。少し真ん中が膨らんでいるのがわかるでしょうか。

 5内外を削る
底が入る部分を「つっこぼり」という丸鉋を使い段差をなくします。
底を込めます。バットの様な叩き棒で押し込み、立て棒と言うゲージで深さを測ると同時に底を水平に整えます。ここで容量が決まります。
銑を裏返して、蓋が入る部分の小口を揃えるために切って行きます。
「アリ切り」と言う道具で蓋が入る部分に溝を作ります。
溝に沿うように蓋を込めます。込め易いように蓋は竹釘で継いであります。
底も同じです。
日本に今,樽屋は10軒ほどしかないんですが木工用ボンドを使わないのは菊正宗とあと2軒だけです。
この間、小西六というボンド会社の社長に会う機会があったんですが、そこの社長から樽にはボンドを使わないでくれと逆にたのまれました。別に毒性もなにもないんですけど。
「目違いかき」又は「はらむき」と言う細い銑で外側の段差を取り、綺麗にします。次に入れて行くタガの力が均一にかかるようにする意味もあります。
残りのタガを入れて行きます。




  6タガと仕上げ
有馬から山陰にかけての真竹を割って、角を削ったものを巻いた物を樽に入れて行きます。
口輪の補助をする「重ね」または「かしら」と言うタガ。
一番太い「胴輪」又の名を「大中」、そして「小中」次いで「三番」という底を支える重要なタガを入れます。少し堅く締めます。三番が切れたりした時に酒が洩れない役目をしている「二番」をいれます。
底の段差を銑で削り取り化粧します。中側も内銑で整えます。
尻輪,止め輪,又は泣き輪と言う最後のタガを作ります。
四回巻きます。本当は全部のタガを巻きたかったのですが長くて危険なので、一番短い泣き輪だけを実際に巻きます。
泣き輪だけは力任せに叩けず,削るのも難しく、職人泣かせなので「泣き輪」と言うそうです。
全部で7本のタガが入りました。中国では「七」が一番縁起が良い数字だそうで、13世紀、宋の時代に樽の技術が到来した時から7本だったと言います。
ひっくり返し。酒の注ぎ口に「天星」を入れると仕上がりです。
あとは無駄なタガの先を切り、少し水を容れたところへ空気を送り洩れの検査をします。
蓋が丸くて昔の手鏡の様なので蓋の事を「カガミ」とも呼びます。
これを開くので鏡開きと言う訳です。

昔はこの四斗樽を一日に20個つくる事が出来なけれれば樽職人とは呼べませんでしたし、
そういう職人を四人以上かかえていて、注文があれば一日に四斗樽80〜100丁を蔵元に納めなる能力がなければ樽屋とは言えませんでした。
��3石(約6000リットル)の大桶で出来上がった酒を一気に樽に詰め替える必要があった訳です。