2016年11月27日

樽丸を乾燥させる

削り終わった榑(くれ)を数ヵ月、屋外に井の字に組んで風や日光に当てて乾燥させます。川の傍などが最適です。吉野杉特有の良い色が出てきます。時には逆に色が悪くなってしまう事もありますし、河辺は強い台風の時に流される危険があるものの多少の雨風に当てる方が早く乾燥し、発色も良いものです。何より平地が少ないため、このように干場を作らざるを得ません。夏などは、川の流れを聞きながらここでの昼寝は最高です。汗が出たら向こう岸の竹藪の方へ降りて行って水浴びします。そりゃあ皆さん長生きする筈です。その代わりコンビニも自販機もありません。そんな物は無い方がいいのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿