酒樽に酒を注ぎ入れる時、フタに開いている小さい穴をを使います。酒を詰め終わったら、この木栓を叩き込むのです。
直径約5センチ、厚み2.5センチ程の小さい部品ですが、これが無いと酒樽を運ぶ事が出来ないのです。「天星」と言います。フタの事を「かがみ」と言うから、そこに詰める物は「星」なのかなぁ。
昔はずっとこれも杉を使っていました。昭和50年位に滲みが問題になり、椹(さわら)を使ってみましたが、やはり少し滲むので全国的に槇(まき)を使う様になりました。槇独特の香りを差し引いても滲まない点が尊重された訳です。最近また杉に戻す試みをしています。乾燥に一年かかる所が難点。
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