2008年2月3日

酒樽屋がつくる味噌樽(みそだる)

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寒い日が続きます。手づくりの味噌(みそ)の季節です。
木樽を使った味噌(みそ)づくりには、一年で一番寒い今頃が一番適しています。

長い間仕込む味噌(みそ)のために、味噌樽(みそだる)には杉の板目材を用います。
樽屋(たるや)ではなく桶屋(おけや)が作る味噌樽(みそだる)も板目です。
柾目では水分が滲み出てしまい、カビや虫の原因になるからです。

また、味噌樽(みそたる)は出来るだけ空気に触れる部分を少なく作るので写真のように
酒樽(さかだる)よりも細長い形につくります。

「たるや竹十」がつくる味噌樽には上蓋(ふた)と押し蓋(ふた)
更に上蓋(ふた)と樽(たる)の隙間を封印する和紙が添付されます。
また、地方によっては封印用に熟成した酒粕を使うので、これを添えることも出来ます。

杉の木も真竹も、一月の終わりから二月の初めの今頃の物が一番、味噌樽(みそたる)つくりに適しています。

何故か味噌樽(みそだる)に巻く箍(タガ)は酒樽(さかだる)同様、七本なのです。



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