2008年2月26日

酒樽屋のつくる味噌樽 其ノ二

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最近では稀になりましたが、神戸でも年に何度か雪が積もります。
白い車が洗車しなくても、もっと白くなりました。

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寒い時期は味噌つくりや漬物に丁度よい季節です。
写真は「味噌樽の大」18リットル(一斗)入り。約15キロの味噌が出来ます。
この半分の物と、この倍の物の三種類があります。
味噌樽の右の蓋は上蓋(うわぶた)と押し蓋(おしぶた)です。
地方によって味噌の作り方は様々なので、味噌樽を買って下さった方には蓋(ふた)は、この2枚を付ける事にしました。

味噌樽(みそだる)は本来、桶屋さんが作るものでしたが、桶の手法でこしらえると高価になるので、
樽づくりの手法を工夫して、樽屋製作の味噌樽を考えました。
材料は吉野杉の板目を用います。

味噌樽や漬物樽に柾目を使うと一見、美しく見えますが木目から水分が滲み出すので必ず板目を使います。

味噌樽も酒樽と同じで、なぜか箍(タガ)の数が七本と決まっているのです。




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