2011年6月7日

木製樽(たる)を再利用して植木鉢として使う

芒種 (ぼうしゅ)であります。
現代と若干の時期のずれがあり、最近の異常気象の関係も影響して、
実際の日にちの異動はあるものの、昔から穀物の種を植える目安となる日です。

DSC09442.JPG

写真は何度か登場した、沢の鶴資料館(昔の酒蔵)に併設された駐車場の入り口風景です。
酒樽屋は、その真正面に建っているので、資料館に見学に来られた観光の方々が立ち寄られます。

吉野杉と竹だけで出来た木製樽(たる)の原材料は全て植物なのですから、
植木鉢に転用した酒樽という容器で植物を育てる事は、植えられる植物にとっても、
植物同士ですから、これほど適した容器はない訳です。
漬物樽や味噌樽同様に樽(たる)自体が呼吸しているので、植物の生育が活発になり、
陶磁器の容器等の比べると生育が数倍盛んになり驚かされます。

植物に限らず、魚類の保存にも木製樽は適しているようで、
プラスチック系の容器だと鱗(うろこ)が取れてしまうため木製容器の方が良いようです。
かつて、「トロバコ」という水産類の輸送保管には木製の函が利用されていましたが、
最近は殆ど発泡スチロール製の容器を見る事が多くなりました。







0 件のコメント:

コメントを投稿