某研究室の謝恩会に吉野杉の酒樽で鏡開きをしたいという依頼がありました。
主賓の教授が大の日本酒党なので院生の方々が、是非、鏡開きの宴を催したいという趣旨。
一斗樽に菰を巻いては折角の酒樽が台無しになるので、
酒樽の正面に「謝」と墨書きしてもらった和紙を貼ったら酒樽が一段と引き締まりました。
20年程前までは菰を巻かずに鏡開きしておりました。
その頃までは、必ず酒樽の正面に酒の銘柄を刷り込む風習があり、それを「腹書き」と呼んでおりました。
学生たちに囲まれた先生の、お喜びになっている顔が見えてくるようです。
0 件のコメント:
コメントを投稿