2007年5月15日

酒樽屋 白い杉樽をつくる

この杉樽は「たるや竹十」では普通は作らない、大変特殊な品物です。
材料は吉野杉の一番外側、「白太」という所で、本来は箸や寿司桶の材料になる部分です。



依頼主からの「白い杉樽」をという要望に応じ特別に作りました。
乾物屋さんの店頭に並べるということで、白い杉に青い竹という、
見るからに美しい木樽を要望されて来られたのです。
杉の外周部は最も硬い部位ですので、作るのに思いのほか時間がかかりました。

水や酒を入れても漏れはしませんが、杉特有の香りは全くありません。
完全にディスプレイ用です。

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