2014年6月18日

樽(たる)が「はしゃぐ」と𥶡(タガ)が外れる

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しっかり拵えた酒樽(たる)も風雨に晒され、直射日光を長い間浴びておりますと、
側が乾燥して痩せて来ます。
真っ青だった竹タガは飴色に変色していますけれど、決して緩んではいません。
��写真の樽は日差しが強過ぎたのか飴色ではなく、色が抜けて白っぽくなっています)
側面の杉板の榑(くれ)が縮んだだけです。
「タガが緩んだ」という謂いがありますが、そう簡単に𥶡(タガ)は弛むものではありません。
そして、こういう状態の樽(たる)を称して「はしゃいでいる」と言います。
側が一枚一枚勝手な方向に縮んで跳ね回って、まるで子供達が騒々しく遊ぶ様を
「はしゃぐ」と言うのです。

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最後には、こんな風にバラバラになってしまいます。
すなわち、どこにも木工用接着剤を使用していないという証拠です。






その後のネットラジヲと酒だる屋

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先日紹介したネットラジヲが思いのほか評判なので、他のサイトも列記しておきます。
皆さん、お好みは分かれるでしょうけれど。

ジャズピアノだけとかクラシックだけと言うのならAccu Radioとか、
KSBR88.5FMあたりが秀逸です。日本のものですとJJazz.Radioなどなど。
まだまだあるでしょうが、今夜はこの辺で。

2014年6月16日

雑誌『和楽』に酒だる屋が

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雑誌『和楽』七月号「ニッポンの老舗100の物語」に「たるや竹十」が掲載されております。
第64頁に老舗file七として五升漬物樽(たる)を紹介して頂きました。
パソコン環境にない方々にこそ、こうした紙媒体を通じて吉野杉の木製樽を知ってもらいたかったので、
うれしい限りです。
雑誌『和楽』を見たという方々からの御注文も少しづつですが増えております。

たるや竹十 京都店

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たるや竹十「京都店」いよいよ開店
木造家屋に木製品はよほど居心地がよいのでしょう、
中島棕隠の二行書の前で毛氈を敷いてもらい、なかなか快適そうです。
殆ど通知していなかったので、知人が遊びにやって来てくれただけで
樽(たる)が売れることもなく、開店の練習蒹京都店御披露目みたいなものでした。
買って下さった樽(たる)を御持ち帰りして頂く梱包資材も忘れていて、
盛況だったら大混乱になるところでした。

来月は本格的に準備して、しっかり楽しんで頂きたいと思っております。
��月11日(金)〜12日(土)午後1時から6時まで。
やはり、漬物樽(つけものだる)などを中心に展示する予定です。

丁度、京都市美術館で「バルテュス展」も開催中です。
おついでに立ち寄れ下されば幸甚です。
雨が降らなければ良いのですがと心配しております。






2014年6月14日

酒だる屋に竹を運ぶ

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竹やぶに生えている丸竹は日本中に自生し過ぎて困っている状態なのですが、
酒だるに使う竹は同じ竹でも、決まった長さと幅に割った後、肉を削ぎ、面を取って、
𥶡(タガ)の元となる輪竹材が出来るのです。
今は、たるや竹十の近くの竹屋さんで竹は作ってもらっています。

樽(たる)に使う竹は冬に切ったものでなければならず、
竹屋さんは冬の間に一年分を確保しておきます。
保管場所も広い敷地を要します。

酒だる製造工程の中で「竹」の部分が一番大変かも知れません。

2014年6月13日

たるや竹十 京都店いよいよ開店

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明後日6月15日昼から午後五時まで一日限定でたるや竹十の京都店が開店します。

主に小型の漬物樽(つけものだる)や味噌樽(みそだる)などを展示即売します。


京都市左京区田中里ノ前町49の2
洋菓子のリモールさんの東隣です
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連絡先090−5012−3755


2014年6月12日

酒だる作りの最初の工程 側拵えその2 正直押し

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鉋(かんな)を埋め込んだ正直台という道具を利用して、榑(くれ)の側面を整えます。
鉋(かんな)の刃は当然毎日研いで切れを良くしておきます。
側面は少し真ん中が膨らんだ形状に仕上げ、出来上がった樽(たる)に丸みを帯びさせます。
少しの材料で容積を多く取り、洩れが出にくくなる上、転がし易くなるという利点があります。
洋樽はこのカーブが更に極端なので出来上がりも真ん中がでっぷりした形になる訳です。
正直(しょうじき)とは樽丸の一枚、榑(くれ)と呼ぶ板の側面を称します。
正直が巧く仕上がると必然的に良い樽が出来上がるのです。
多分、そんな理由でこの部分も正直、道具も正直、作業も正直押しと呼びます。
昔は正直台に外銑(そとせん)を填めて正直押しをしておりましたが危険なので、
昭和40年位から徐々に台付き鉋(かんな)を嵌め込むようになりました。
非常に重要な工程ですが、腰を痛めるほど辛い作業です。
逆目がでると、その部分を「目たたき」という金物で傷を付け
そこに酒粕を熟成させた物に苦汁(にがり)を混ぜた「ミソ」を塗り、
そこへ和紙を貼って洩れを止めます。「ミソ」は樽屋の秘蔵の宝と言われた程です。


2014年6月11日

樽太鼓(たるだいこ)の時期

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樽たいこの季節が近づいてまいりました。樽太鼓(たるだいこ)の場合、
御注文数が多いので、急に作る事がかなわないので予め多く作っておきます。
他の樽(たる)に比べて「タガ」を堅く締めるので作り置きが可能なのです。
樽太鼓(タルタイコ)は椅子にもディスプレイ樽(たる)としての依頼も多いので、
なおさら多めに作り置きします。


酒だる屋における梅雨のあとさきのBGM

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テレヴィジョン受像機を持っていない酒だる屋の夜はもっぱらインターネットラジヲです。
最近のお気に入りはバルセロナジャズラジヲかソウルやブルースもかかるJazzFM
あるいはSmoothJAZZなどなどですが。
勿論どこもファミマ同様二十四時間営業で便利です。
ジャズを聴きながらの樽(たる)作りはちょっと無理です。
どうやら先達同様演歌の方がリズムがあうようですね。
若い職人達はもっぱらJポップを聴きながらが多いですね。
これも私には付いて行けません。
他にも良いサイトが沢山あるのでしょうが、あまり詳しくないので。


2014年6月6日

酒だる道具と椿油

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今年も早や芒種であります。椿の種はいつ蒔くのか知りませんが、椿油の話です。
酒だると椿油は何の関係もないように思えますが、
実は樽(たる)を拵える工程上で必需品なのです。
樽(たる)に限らず鉋(かんな)など木工用の道具は主に樫や桜などの固い材料で出来ています。
道具を長持ちさせるためと加工時にすべりを良くする目的で道具に油を染み込ませます。
酒だる製作の際に石油系の機械油を使う訳にはいきません。
樽屋竹十では兄弟子の先達が食用油なら問題ないだろうと「サラダ油」を流用しておりました。
この油は粘ついて埃も付くし、決して滑りが良くなる訳でもなく、余り良くないのです。
どこかで先達が「食用」なら問題ないだろうと勘違いしたのでしょう。どこの家庭にもありますし。安価です。サラダ油でダメならテンプラ油はもっと向いていないし、オリーブオイル、菜種油と探しても何が良いのか判断出来ず困り果てて、ホームセンターやネットに押されて、最近とみに減って来た「町の金物屋さん」明治創業の「赤松金物」に相談に行ったら、「木工用の油は昔から椿油だよ」と迷わず出して来てくれました。
DIYの大型店も便利ですが店員に知識がありませんし、我々が必要とする特殊な商品は置いていません。どの分野でも町に一軒は専門店が必要です。
その問題は別の機会にして、今日から道具に椿油を塗り快適に作業しています。
椿油は本来、女性用の整髪料として有名ですが、思っていた程の匂いはないし、
木工道具用としても最適でした。私が知らなかっただけの様です。




2014年6月3日

酒樽屋がつくるディスプレイ和樽(たる)

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最近、お問い合わせが多い樽(たる)が展示用や店舗のディスプレイ用に使う、
いわゆる「売場樽(たる)」です。
商品を樽(たる)の上でディスプレイしたり、全く商品を置かずに「樽(たる)」そのもので
お店の雰囲気を醸し出したり、店舗設計会社の方々の腕の見せ所です。
画像は前にも紹介した蓋を10センチ前後落として商品を展示出来るようにしたタイプです。
現場によって様々ですから、電話で御問い合わせ下さい。

2014年5月28日

酒だる屋 小さく新聞に掲載される

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神戸新聞の経済欄5月28日朝刊に取り上げていただきました。
「ひょうご経済」という地域経済欄の中で連載されている、
「ひょうごのロングセラー」というシリーズの169号です。
なるほど、200年も「酒だる」を作ってまいりますと一体いくつ作ったのか
気が遠くなります。
記事は慣れない「経済欄」なので記者の方との遣り取りも少々ちぐはぐ。
それにも拘らず、いい記事にしていただきました。
本当はもう少し早い時期に掲載される予定でしたが、「酒だる屋」が忙しくて、
取材を受けられなく、仕方なく順延したものです。

このシリーズ「ひょうごのロングセラー」は、既に同社出版部から115店までを掲載した単行本が出ているので
「酒だる屋」も続編が出るときには載せてもらえるかな。


2014年4月28日

酒樽(さかだる)に酒を詰める

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写真は戦前の甲付四斗樽です。当時は普通の光景でした。
明治にガラスの一升瓶が、昭和に紙パックが登場し、
最近はペットボトルやビニール袋入りまで登場し、
吉野杉の木樽(たる)は輸送容器の役目を終え、祝い事の際における鏡開きに使われる事が主になって来ました。



2014年3月4日

樽屋の臨時休業の御知らせ

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まことに勝手ながら本日4日(火曜日)から7日(金曜日)までお休みを頂きます。
実質的には10日の月曜日から通常通り営業致します。
ご注文はメールやFAXをご利用下さい。
電話はつながりにくいと思います。

2013年12月4日

酒樽屋(たるや)、遠方への発送相次ぐ

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師走である。酒樽屋(たるや)は酒蔵へ納める酒樽の製造に追われて一般のお客様へ送るべき、
漬物樽(たる)や味噌樽(たる)の発送が遅れております。
御迷惑をおかけして申し訳ありません。
酒樽(たる)の需要期と漬物樽(たる)を使う時期が悪い事に重なっているのです。
��2月中旬には正常に戻す予定です。