2010年9月9日

酒樽屋の輪替

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先日の落語の「たが屋」と作業は似ておりますが、少々違います。
「たが屋」のお客さんは、もっぱら市井の奥様方でしたけれど、
これは造り酒屋の蔵の中に入って酒造道具のメンテナンスをする際の価格協定表です。
酒樽屋の組合(この場合は、その中の桶部門)と酒造組合が定期的に集まって、
少しずつ値上げされておりました。

これは大正10年のものですが、毎年のように改訂され続けて、最近ではこのような明細は作りませんが、今でも木桶や木の道具を使った昔の酒造りを継承している蔵がいくつか残っているので、道具の手入れや新調は、蔵開きの前の夏の仕事になります。




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