2016年11月27日

樽丸を乾燥させる

削り終わった榑(くれ)を数ヵ月、屋外に井の字に組んで風や日光に当てて乾燥させます。川の傍などが最適です。吉野杉特有の良い色が出てきます。時には逆に色が悪くなってしまう事もありますし、河辺は強い台風の時に流される危険があるものの多少の雨風に当てる方が早く乾燥し、発色も良いものです。何より平地が少ないため、このように干場を作らざるを得ません。夏などは、川の流れを聞きながらここでの昼寝は最高です。汗が出たら向こう岸の竹藪の方へ降りて行って水浴びします。そりゃあ皆さん長生きする筈です。その代わりコンビニも自販機もありません。そんな物は無い方がいいのです。

2016年11月26日

酒樽の天星を空ける

かつて、全ての酒関係の店、造り酒屋、酒問屋、酒小売店、居酒屋、そして当然ながら酒樽屋

一旦打ち込んだ天星を抜く道具です。小さい方はワインのカバタッピです。原理は全くおなじでスクリューを天星にグリグリ捩じ込み、この道具だけはネジの金属部だけ90度曲がり、樽を支えにして置き、先を木槌で叩けば簡単に抜けます。
例えば酒樽の出来が悪くて、洩れがあり、別の樽に入れ換える時等には必需品です。
残念ながら名称を忘れた。

酒樽に使う天星(てんぼし)

酒樽に酒を注ぎ入れる時、フタに開いている小さい穴をを使います。酒を詰め終わったら、この木栓を叩き込むのです。
直径約5センチ、厚み2.5センチ程の小さい部品ですが、これが無いと酒樽を運ぶ事が出来ないのです。「天星」と言います。フタの事を「かがみ」と言うから、そこに詰める物は「星」なのかなぁ。
昔はずっとこれも杉を使っていました。昭和50年位に滲みが問題になり、椹(さわら)を使ってみましたが、やはり少し滲むので全国的に槇(まき)を使う様になりました。槇独特の香りを差し引いても滲まない点が尊重された訳です。最近また杉に戻す試みをしています。乾燥に一年かかる所が難点。

2016年11月19日

神戸 元町で酒樽の鏡開き

日々、寂しくなっていく神戸元町本通での酒樽鏡開き、午後7時に閉店する、ここの商店街で夜8時9時までのイベントは珍しいのです。

2016年11月18日

酒樽になる吉野杉のセリ風景

本日、夜10時からテレビ東京系列で吉野杉のセリ風景を放送します。立木を伐採する所からヘリコプターで集積場へ移動。原木市場へ運び、市場でのセリ風景、買った原木を加工して樽丸に。最後は「たるや竹十」の酒樽が写真だけで登場。

2016年11月17日

2016年11月15日

樽太鼓 蓋の交換

酒樽を最初から楽器として作ったものが樽太鼓ですが、神戸市の殆どの小学校、新潟の樽砧関係。川崎市などで盛んです。
阪神淡路大震災の折に神戸市立の小学校が手持ちの樽太鼓を無くしたり、焼失したりしたので、たるや竹十も酒樽に向かない材料を使って底蓋と竹の代金だけで作った経緯があります。
蓋を叩くので何年かに一回は修理の依頼が来ます。写真の蓋は一度裏返した物なので、今回は取り換えです。竹も当然傷んでいるので、時には総換え。冷暗所に保管すれば二三年は使えます。新潟方面では側面も叩くので修理は不可能です。毎年、春から秋にかけて注文があり、冬には殆ど依頼はありません。酒樽屋の仕事つなぎで利益のない仕事です。

2016年11月14日

酒樽の蓋に穴を開ける「三目錐」

今では酒樽の蓋に穴を開けるには電動のボール盤を使いますが、昭和30年代頃までは三目錐を使っていました。結構、力を要します。