2008年7月14日

オーストラリアの樽ちゃん

75844967.jpg MSN


去年の秋にシカゴで催されたCROSSROADS FESTIVALSのDVDを観ているとジェフ ベックの横で子供がベースを弾いているいるシーンが出て来て少々驚きました。

よく調べてみるとTal Wilkenfeld  タル・ウィルケンフェルドという22歳のオーストラリアからやって来た女性。
どうやら、英語圏では「樽たる」とは女性名の一つのようです。
雑誌ベースマガジン2008年4月号の表紙を飾りました。

ジェフ ベックも余程、気に入っているらしく去年の夏のツアーに続き、ロンドン SOHOの狭いけれど名門ジャズクラブRONNIE SCOTTSでも昨年末に五日間共演。

唯一のアルバムはチックコリアと共演した頃のもので、かなりフュージョンしております。
弱々し杉るという意見と最高という意見と二分。
確かに未だ深みは無い。
実際は、こんな感じ 珍しくソロを取らせている。
MSNによる全曲盤もあり。

そして、同じDVDに数分収録されている女性ギタリストOrianthiが秀逸。
彼女はサンタナとジミヘンによってギターに目覚め、猛練習の結果、遂にサンタナ本人とセッションするまでに至ったという幸運な人。
カルロス サンタナが「後は任せた」言ったとか。
彼女も弱冠23歳。
クロスロードの時の映像
日本にも安達久美がいるけど。
LITTLE WINGの歌詞の意味が分かってるのかな?

2008年7月13日

酒樽屋 特殊な和樽を作って某店をディスプレイする

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酒樽屋は依頼があれば、規格の五升(9ℓ)、一斗(18ℓ),二斗(36ℓ)、四斗(72ℓ)を組み合わせて、様々な和樽を拵えます。

写真は京都の漬物屋さんの依頼で製作中の和樽で、
形は四斗(72ℓ)ですが実際は一斗(18ℓ)入りの店頭販売用の木製和樽。
まだ完成しておりません。
水を張って洩れの検査をしている段階です。二丁重ねております。

和樽は桶と違って、どんな物でも製作する事が出来る訳ではありませんが、
出来る限り依頼に応じる事が出来るように毎日、頭をひねっております。

2008年7月12日

和樽を使って梅干しを作る

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六月末から七月にかけては梅実の季節です。
梅は中国原産のバラ科の植物。漢方薬として或は果実として渡来したと言われています。
梅雨時に葉と葉の間に隠れるようにして実を結びます。


梅干しと言うと硝子の瓶等を使って作るものだと思われがちですが、実は和樽を使うのです。

吉野地方で、使用済みの和樽を使って梅干しを作るという催しがあります。
梅干しは紀州が本場ですし、吉野杉の和樽を使うという事は本来の使い方です。

先ず「塩漬け」をします。
梅干しの塩分は二割とか三割とか地方によって変わりますが、
最近は減塩ということで、一割強が主流です。
塩は天然の良質の物を使いましょう。
どちらにしても一年は寝かさないと塩なれして美味しくなりません。

最初に梅の総重量を量っておかねばなりません。
それから梅をよく洗い水気を切って、容器の中で塩の四分の一を均一にまぶします。
和樽の底に塩をふり、その塩揉みした梅をいれて、更に塩を入れます。
これを繰り返しながら全ての塩揉み梅を和樽に入れて表面を水平に整えて、押し蓋をのせ、
梅の倍の重量の漬物石を置きます。

二三日して水が上がって来たら、石を半分の重量の物に替えます。
最初から塩の重量と同じ重さの石を二つ用意しておくと便利かも知れません。

次に「土用干し」を三日ほど続けます。
殺菌するには、この時期の強い天日が最適なのです。

この後、赤紫蘇の葉で作った「赤梅酢」と一緒に和樽に漬け、上蓋をして保存する訳です。

保存食として、江戸時代から急速に普及しました。
各地で100年以上前の梅干しが蔵の奥から発見されており、味も極上だそうです。
��00年前の物も見つかったと聞きます。
かめ入りもあったそうですが,ほとんどが杉製の和樽入りでした。
梅干し自体も殺菌作用がありますが、杉の持つ殺菌作用も関係していると思われます。
更に木製和樽の持つ強度が数百年の歳月に耐えて来たのでしょう。

木製の和樽を使わないようにというレシピを記した本を時々見ますが大きな勘違いです。
プラスチックは冬夏の温度、湿度の変化の繰り返しによって割れる例が多く寿命が短く、第一に酸によってプラスチックが梅干しの中へ徐々に溶解してきます。
硝子や陶器は台風や地震などの災害によって割れてしまえば中身が台無しになります。

扱いは面倒ですが木製の和樽が食品には最適なのです。












2008年7月11日

酒樽屋 八木節の樽太鼓(たるたいこ)の修理をする

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夏休みが近づくと、酒樽屋には修理のための樽太鼓が各地の学校や八木節の連から持ち込まれます。
何でもそうですが、修理をする方が新たに作るより難しいのです。

ところが、ほかの酒樽屋さんが作った樽太鼓や八木節樽を分解すると意外な発見があったりするので、酒樽屋としては,たいへん勉強になります。
ですから、叩き杉てボロボロになってしまい、なん樽ことかと思う太鼓樽や八木節樽もありますが、修理は滅多に断りません。

修理の費用は材料代(蓋と竹)と僅かの手間賃だけですが、樽太鼓や八木節樽の修理から学ぶことが多々あります。

2008年7月10日

酒樽屋の虫養ひ 其之伍

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名物「シジミ」と「大根餅」

台湾料理 麗郷 渋谷本店 
東京都渋谷区道玄坂2−25−18
03-3461-4220

木曜日定休
土日祝 12:00~24:30


酒樽屋が作る売場樽 又の名を ディスプレイ樽

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酒樽屋は毎日、酒樽ばかり作っている訳ではありません。
夏になると、どうしても清酒の消費が減ってくるので,それにつれて樽酒の出荷も少なくなります。
祭りやイベントが多い時期であることから、樽酒が多く出ているように見えますが、年末年始の出荷量に比べると、やはり少なくなります。

その間、樽屋は漬物樽や味噌樽の他に店舗の前で商品を並べるための「ディスプレイ樽」などを
作っております。
ビニールシート等を使わずに直接、味噌などを入れる「もれないディスプレイ樽」と単に店頭に飾る「ディスプレイ樽」の二種があります。
後者では空樽(古樽)を改造したりすることもあります。

2008年7月9日

醤油作りにも和樽を使う

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漬物樽を使って味噌を作る方は多いのですが、最近は漬物樽で醤油を作る方も増えて来ました。

昔は醤油も木樽で運んでおりました。
全国で最も出荷量の多い千葉県の野田では秋田杉の樽、兵庫県の龍野でも何故か秋田杉。
和歌山と小豆島だけが吉野杉の樽を使っておりました。

たるや竹十では左側の「マルキン醤油」に樽を納めておりました。

 

2008年7月8日

酒樽屋と柳 其の壱

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酒樽屋のそばを流れる大石川のほとりに一本だけ残った大きな柳の木。
今日は七夕。多くの笹に短冊が吊られました。

柳といえば川辺です。
つい最近まで、この大石川にも柳の木が並んでいたのです。
川柳も川に柳と書き、かつて柳多留とも言いました。


全然関係ないと思われるでしょうが、酒樽と柳には密接な関わりがあります。
柳の木は水を含むと膨張して水漏れが防げるので、昔は柳の木を使った樽が使われ、柳樽と呼ばれていました。
その後、酒樽作りの技術が発達して素材に吉野杉が使われるようになると、柳の名が取れ,単に樽と呼ぶようになりました。

美味しい酒には良い水が不可欠。酒蔵は美しい川のほとりに建っているものです。
酒樽屋も、そのそばで商いをして来た訳です。

この大石川も、つい最近まで柳の木が並ぶ情緒あふれる地域でした。

2008年7月6日

酒樽(和樽)を海外発送する

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最近、和樽を海外に発送したいという要望が多くなりました。
多くが外国で結婚式を挙げたいという方です。
海外在住の方々によるパーティにも使われます。
「鏡開き用 KAGAMI-BIRAKI」を選ばれる方が多い傾向があります。

清酒入りの酒樽を海外発送出来るのは蔵元だけなので、樽屋は空樽だけを梱包して出荷します。
運賃を考えると清酒は現地で調達した方が廉価です。

菰巻の和樽は植物検疫により輸出は不可能です。
ビニール菰という方法もありますが、味気ないものですし、
重量や容積も増えますので、菰を巻かずに裸の和樽で杉と竹のすがすがしさを海外の方にも味わって頂きたいと樽屋としては考えます。

FedEx 、DHL、 EMS等 さまざまな海外発送の方法があります。
昔と違って、全て航空便ですから、世界120数ヶ国に二三日で届きます。
日本国内の離島へ送るより早いのには驚かされます。

TARU-ZAKE
Keg Sake
Taru-zake has undergone an aging period in Japanese ceder barrels.
Such sake has a distinctive aroma ,directly attributable to the wood of the keg.
The finest wood for this purpose is held to be from Kawakami of Yoshino in Nara Prefecture.
At weddings,festivals,election victories,and other moments of celebration.
sake is often served from the keg(frequently in masu ,square boxs made of japanese ceder).

This is not taru-zake in the sense given above ,since it is not aged in wood ,but filled shortly
before use.
Even so, the aroma of the wood imparts a distinct----occasinally even overpowering ---smell and flavor. Philip Harper [SAKE]

やはり、樽酒は香りが命なのです。
それも奈良県吉野郡川上村の杉で作った和樽が清酒の容器としては最高なのです。

2008年7月5日

いよいよ ツール ド フランス開幕

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��5回目をむかえるツール ド フランスが今日、開幕します。
今年のスタート地はベルナール イノーの出身地、ブレスト。
��月27日のゴールまで休息日を二日含む、23日間、21ステージが繰り広げられます。
樽屋の女房は何度か観戦に行っているのですが、樽屋自身は未だ実戦を観たことがありません。

写真の大きな書物は、そのイノー序文になる[Le Tour de France]

これがまた、よく65ドルで出来たなと思わせる、たっぷりの「おまけ」付
IMG_0001.jpg こんな物まで



帽子の下に写っている[MARLEY LEGENT]も初期のポスターやらチケットの複製がたっぷり。
さらにインタヴューのCDまで。
こちらは日本語訳も出ている。楽しい本だ。

よく、こんな価格で出来るなと思って奥付を見ると「中国製」とあり納得。

2008年7月4日

酒樽屋のお八つ 其の拾參

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明暦の頃から栄えた浅草吉原で花魁や太夫たちに贔屓にされたのが「土手のきんつば」です。

又の名を「芋きん」さつま芋の「きんつば」

浅草満願堂 
東京都台東区浅草1−21−5
03-5848-0548

年期増しても食べたいものは 土手のきんつば さつまいも

2008年7月3日

銀行の中に積み上げられた和樽

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「味噌」中心のランチバイキングです。
五種類のメインから「わさび味噌 山形蕎麦」を選び、あとは二種類の味噌汁、各種「おばんざい」、サラダにデザートの白玉が食べ放題で980円

隣に立ち飲み屋もあり、また美味しい味噌は買って帰ることも出来ます。
その味噌も和樽の上に並んでいます。


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東京 銀座のまん中、元銀行だったビル。
入り口から和樽。通路まで和樽。味噌売り場も和樽。和樽尽くし。
「たるや竹十」の50丁ばかりの和樽です。


店の名は「Miso Bank」
東京都中央区銀座3丁目7−1
03-5159-7662

昼 平日12:00~14:30
土日祝11:30~15:30

夜 平日17:00~23:30
  土 17:00~23:00
日祝15:00~22:00  

樽太鼓を八木節に使う

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七月です。夏から秋にかけて祭りの季節です。
栃木、群馬方面では、本場八木節。

樽太鼓が使われる季節です。
横樽音頭と縦樽音頭があります。東北を北に向かって青森の八戸でも八木節に似た樽太鼓を使って、三社祭があります。
東京では五月に盛大に催されました。

新潟では、何度も紹介しています「にいがた総おどり」が秋にあるそうです。
四国でも阿波踊りに八木節のように樽太鼓を使う「連」があります。
今では、四国だけではなく全国に普及してきました。

これから暑くなるにつれて八木節を中心に樽太鼓を使った祭りが全国で繰り広げられます。
「たるや竹十」でも全国に「樽太鼓」を発送しています。
今年は何故か八木節がらみの問い合わせが多いのですが、樽太鼓は普通の酒樽と違って、
香りは余り関係ないので、材料は丈夫な物を選び、箍(たが)も強く締めて良い音が出るように制作します。

祭りといえば、樽太鼓だけではなく、やはり酒樽を使った樽酒も欠かせません。

2008年7月1日

酒樽屋が最初に乗った自動車に酒樽は載らない

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自転車好きの樽屋ですが、免許を取って最初に乗った自動車がオンボロ ミニクーパーでした。

ローバーでも、BMWでも、ましてやイノチェンティでもない,初代モーリスです。
アレック イシゴニスの設計に、今や高級小径自転車で脚光を浴びているアレックス モールトンのサスによる名車でした。
ミッションが横置きエンジンの下に配置されているし、狭いスペースは恐ろしく整備し難く、クーラーもありませんでしたが、若い樽屋にとっては楽しい車でした。
モンテカルロラリーバージョンに替えて行こうと思っている矢先、ブレーキ系統に致命的なトラブルが発生して、天井白塗りのモスグリーンの中古ミニクーパーは手放さなければならない運命になりました。

先日、BMWから後ろが観音開きのクラブマンが発売されたので、これは酒樽を近所の蔵元へ配達にするのに便利だと思って、現物の四斗酒樽を販売店に運び、実際に荷台に積んでみましたが、
何とか二三個は載るものの、試乗してみたら車自体が玩具みたいで樽屋としては気に入りませんでした。
昔、かまやつひろしさんが木枠のオースチントラベラーに乗って赤坂に遊びにやってくるのを
羨ましく思っていたので、BMWといえど期待していたのですが、かつてのミニクーパーの面影はどこにもありませんでした。
ミニとミニクーパーの違いも分からない樽屋の女房もモーリスファンです。

ある夜、数台のミニクーパーを陸送していている場面に遭遇したので、思わず写真を撮りました。この前部にも数台積載されていました。
残念ながら、これらの車に酒樽は積めません。
第一、なにかイベント用なのでしょう。ナンバーも付いておりませんでした。

花屋の店先で見つけた酒樽

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六月が終わります。


散歩の途中、花屋「野の花」の店先を覗いていたら四斗樽が..............

これには「呑み口」が付いているので、元は酒樽です。
この酒樽はどこかで鏡開きに使った後、植木鉢に使ったのでしょう。

草花も酒樽も同じ植物なので、ほかの花器に入れるより花は元気に育ちます。
味噌や漬物が木の樽を使うと美味しく出来るのは当然です。