2010年10月23日

連日の穴あき木製樽(たる)作り

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特殊な木製樽(たる)の依頼が連日続きます。
今日は和菓子屋さんが材料を蒸す時に使う木製樽(たる)で、
やはり側面に直径48㎜の穴をあけて欲しいという依頼。
普通、木製樽(たる)に穴を開ける場合は出来上がってからで、
しかも、六分か八分の二種に決まっています。
今回は穴が大きいので、樽(たる)を作る前に堅そうな材料を選んで、
あらかじめ穴を開けておいてから、組み立てました。

和菓子の製造工程に於いて必ず木製樽(たる)でないといけないそうです。
今まで何十年使って来た木製樽(たる)に寿命が来て使用不能になったそうです。

この樽(たる)も、和菓子製造のどの工程で使われ、
使用方法について簡単な説明を受けましたが、
樽屋(たるや)はあくまで単なる作り手でしかありません。
実際の使い方の具体的な詳細は不明ですけれど、
他の容器ではなく、木製容器の木樽(たる)でなければならない事には違いはありません。


ただ、日本の伝統文化継承の一環の手助けになっている事には違いありません。
プラスチックや陶器、ガラスでは適さず、木製容器でなければならない業種は、
他にもたくさんあります。

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