2006年12月11日

樽屋の隣で餅つき大会

「たるや竹十」H.P.表紙の版画にあるように、「竹十」の中に明治時代までは神社がありました。
現在は「住吉神社」として独立しています。
そこに毎年、町内から大勢の人々が集まって、餅つき大会があります。
朝から夕方近くまで、何臼もつきました。

普段、顔を見たことはあっても、挨拶もしたこともない人たちと和やかに餅を丸めて(形は悪い)、
雑煮を食べたり、酒を呑み交わして、一日を過ごす様子は、下町ならではの風情です。
町内の餅屋さんと和菓子屋さん、米屋さん、酒屋さん、樽屋さんの協力もありますから、心強いのです。
つい、最近まで何処でもあった行事ですけれど、今では都市部では勿論、地方の村落ですら、
失われていった日本の原光景と言えます。

イタリアの山岳都市やネパールの奥地の村では、何処にでも見られる光景でしょう。

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