2011年9月7日

吉野杉の樽丸つくり その後



ミカン割りした吉野杉を丸みの付いた鉈(なた)と大槌を使い、
全てを6分(2センチ弱)の厚さに割ります。
木目が切れては樽丸にはならないので、決して製材機は使用しませんし、
素性の良い吉野杉ですと、手で割る方が簡単に良質の樽丸が出来ます。

��0秒〜50秒くらいの所が「甲付(こうつき)」を割っている所。
外側に赤味が出ては「背抜け」になり、内側に白太が出ると「甲付」にはなりません。
ほり出した一番外側は「箸」の材料に、最も内側は、昔は底や木栓の材料にしましたが、
今では、もっぱら燃料となります。

この作業をしているY氏の作業場が今回の台風で土砂に埋まってしまいました。
今も復旧作業中ですが、何とか元のように戻って仕事が出来る様になってもらいたいものです。










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