2011年5月29日

吉野杉製木製樽の「アクヌキ」

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木製樽の中に水を張っておくと、このように灰汁(アク)が抜けます。

「アクヌキ」前の画像は順が逆になりますが、参考のために後日UPします。

漬物や味噌を作る前に木製樽に半分程度の水を張って一昼夜ほど放置すれば「アクヌキ」は完了します。
米の研ぎ汁を使い、樽の8分目ほど張る方もいらっしゃいますが、水やぬるま湯でも大丈夫です。

この作業を怠ると出来上がった漬物等に吉野杉の香りが付き過ぎて、木を食べているようになってしまいます。
更に、保管が悪かった木製樽は隙間が空いてしまうので、水を張る事により杉を膨張させて、
洩れを止めまることが出来ます。

同じ木製樽でも酒樽の場合は、敢えて「アクヌキ」を施さずに軽く内部を水洗いして酒を詰める蔵もあります。
但し,この方法では賞味期限が発生します。
嗜好品なので、味の好みに個人差があるというものの、
今頃の時期は特に湿度が高くて木の香りが付き易いのですが、
幸い台風のせいか気温が低いので三日から四日後位が飲み頃でしょう。

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