2010年1月2日

酒樽(さかだる)と箸(はし)

DSC00268.JPG

日本をはじめ、東アジアの食文化にとって不可欠な道具のひとつである箸(はし)は、
中国で随の時代から使われはじめ,聖徳太子によって日本に到来したそうです。
竹冠で書くところから最初は竹で作っていたらしいのですけれど、
日本の食事には竹よりも木の箸(はし)が相応しいと思います。


殆どの箸(はし)は杉をはじめとして各種の木で出来ています。
箸に使う杉の材料は、ほんの少し前まで酒樽の材料を作った端材を用いて、
奈良県吉野郡の地場産業のひとつとして樽丸と共に栄えて来ました。
最近では、1500年前とは別の形で中国から大量の白樺の箸(はし)が輸入されて、
吉野地方の産業としては成り立ちにくくなってまいりました。

正月の祝箸には両端の尖った柳の物を用います。

市原平兵衛商店

住所:京都市下京区堺町通四条下ル
電話:075-341-3831
営業時間:AM10:00〜PM6:30(平日) AM11:00〜PM6:00(日・祝)


0 件のコメント:

コメントを投稿